家計の強い味方!食感を楽しめるえのきには栄養素がたっぷり?!
価格も安定しているえのきをつい手にとってしまう方も少なくないでしょう。人工栽培が主流となっているえのきは1年中スーパーで見かける身近な食材です。かさましにも使えるうえに低カロリーなのが魅力的!栄養素や食物繊維もたっぷり含まれているえのきについて紹介します。
えのきの旬は?
1年中スーパーで見かけるようになったので、あまり旬という感覚はないかもしれません。しかし11月~3月になると出荷量は多くなります。現在は人工栽培のえのきがほとんどですが、自然栽培のものは10月~11月に旬を迎えます。
えのきは平食材
えのきは平食材に分類されます。平食材は体を温めも冷やしもしないので、体調に不安を抱えているときにも安心して食べられます。使用する調味料によっては温食材になることも!
えのきの栄養素は?
えのきは特にビタミンB群が多く含まれている食材です。ビタミン類だけではなく、ミネラルも多く含まれているえのきは健康的な食生活を支える強い味方となるでしょう。水に溶け出しやすい栄養素も多いので、しっかりと摂りたいときにはスープなどがおすすめです。油と一緒に摂ることで吸収率がUPする栄養素もあります。
ビタミンD
脂溶性ビタミンの一種です。カルシウムの吸収率をUPさせる働きもあることから、骨粗しょう症の予防にも繋がるでしょう。カルシウムは骨や歯を形成するだけではなく、精神を安定させる効果もあります。
ビタミンB1
ビタミンB1の含有量はきのこ類でもトップクラスだとか!ビタミンB1は神経系の働きもサポートすることから、自律神経を整えやすくします。糖質のエネルギー代謝も担うため、体型維持を気にしている人にもおすすめです。
ナイアシン
血行促進の効果が期待できることから、温活の強い味方となります。エネルギーの代謝を担ったり、脳神経の働きをサポートしたりと様々な分野で活躍する栄養素です。アルコール分解にも関わっているためお酒好きな人も要チェック!
葉酸
別名「造血のビタミン」です。ビタミンB12と共に赤血球生成に携わっています。貧血予防にも繋がるでしょう。コレステロール値を低下させる働きも期待できます。
パントテン酸
善玉コレステロールを増やす働きが期待できるパントテン酸は腸活にもおすすめ。腸内環境が良くなることは温活にもなりますよ♪腎臓の働きをサポートするのもパントテン酸の役目。腎臓は抗ストレスホルモンを分泌する臓器です。
免疫力向上や糖質・脂質の分解のサポート役にもなります。
カリウム
ミネラルの一種です。カリウムの含有量はしいたけよりも多いとか!余分な塩分・水分を排出するためむくみ予防や血圧調整に役立ちます。腎臓の老廃物を排出したり、筋肉の働きを正常化させたりします。
銅
カリウムと同様に、しいたけよりも含有量が多いです。銅は体内に吸収されたあと、たんぱく質と合成して幅広く活躍します。合成したあとの銅は名前を変え、免疫力を向上させたり活性酸素を除去したりと健康的な体づくりに役立ちます。
食物繊維
きのこ類にはβグルカンという食物繊維の一種が含まれています。このβグルカンは免疫力向上にも役立ちます。えのきに含まれている食物繊維は不溶性食物繊維の割合が多いです。不溶性食物繊維は腸内の水分を吸収し、便をかさ増しする特徴があります。かさ増しすることで腸内を刺激しぜん動運動を促し、便秘予防に繋がるのです。
えのきは消化しづらい?!
えのきは不溶性食物繊維が多く含まれている食材です。そのため、消化しづらいというのは事実。便秘のときには摂取量を抑えたほうが良いかもしれません。
便の中にえのきがそのままの状態で出てきてしまったことはありませんか?少し心配になってしまいますよね。しかし、えのきの細胞壁は破壊されている状態なので栄養素は体内に吸収されています。ほとんどの場合が心配することはないそうです。
えのきは生で食べられる?
えのきに限らずきのこ類を食べるときにはしっかりと加熱しましょう。未加熱のまま口にすると、消化不良を起こしたり食中毒のリスクが高くなったりします。加熱することで細胞壁が壊れるため、未加熱の状態よりも消化しやすくなりますよー!
えのきは洗うの?
きのこ類は洗わずに使用するのがおすすめです。水洗いすることで風味が落ちてしまいます。どうしても汚れが気になるときには、キッチンペーパーなど(湿らせたものでもOK)で拭き取ってから調理しましょう。
おいしいえのきの選び方
全体が白いものを選びましょう。かさは開いていないものが良いです。軸が太くてハリが多いものは、おいしい証拠!水っぽいものは鮮度が落ちている可能性があるため、すぐに食べる予定がないときは避けるのがおすすめです。ちなみに野生種は茶褐色をしています。
えのきの保存方法のコツは?
真空パックの状態であれば、そのままの状態で野菜室に入れて保存します。そうではないものはキッチンペーパーなどに包んでから、ポリ袋に入れて冷蔵保存するのがおすすめです。
えのきは冷凍できる?
冷凍保存可能ですが、少しだけコツがあります。
石づきを切り落としてから、1回に使用する量だけ小分けにします。1回分の量ごとにジップ付きの冷凍用保存袋に入れましょう。しっかりと空気を抜いてから封をしてくださいね!
使用するときは自然解凍すると水っぽくなります。凍ったままの状態で加熱調理するとおいしく食べられるでしょう。
えのきで腸活・温活!肝活も?!
善玉コレステロールを増やしたり腸のぜん動運動を促したりと、腸活の強い味方となるえのき。腸活ができることは、自然と温活にも繋がります。アルコール分解のサポートをする栄養素が含まれているのはお酒好きにとっては嬉しいポイントです。肝活(この言葉ありますか?)にもなる気がします。さまざまな方向から健康的な体づくりをサポートするえのき。ぜひこまめに食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。