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めまいはなぜ起きる?めまいの原因と対処法を知りたい人へ

普段からやり取りさせていただいている方々に、何か体について気になることや悩みはありますか?と定期的に伺っています。大人になると自分のことは後回しになってしまい、気づいたら体調悪いかも・・・となってしまうこともみなさん少なくないようです。特に女性は「めまい」の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。今回はめまいが起きる原因や日常生活でできる対処方法を紹介します。あくまでも日常生活で改善できる軽いめまいについて記しています。症状が続くときなどは、必ず受診してくださいね!

めまいとは?

眼の前の景色がぐるぐる回っているように見えたり、頭や体がふらふらしたりするのはめまいの症状です。意識が遠のくような感覚になることもあります。女性は男性に比べて約2倍、めまいが起きやすいとか。女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが原因とも言われています。

めまいには種類がある

めまいには大きく3種類の症状に分けられます。発生したときにこの症状を覚えておくと、引き起こす原因を知るきっかけになるかもしれません。

回転性のめまい

頭が引っ張られるような感覚。眼の前の景色がぐるぐる回り、吐き気(ひどくなると嘔吐)を引き起こすこともあります。立っていられないほどの症状が出る人もいます。

浮遊性のめまい

足元が安定しなかったり、ふわふわしたりする感覚に陥ります。頭がぼーっとすることも。頭痛や肩こりなどの症状も伴います。

眼前暗黒感

眼の前が暗くなったり、意識が遠のいたりするのがこちらにあてはまります。貧血に近い症状です。

めまいの原因は?

zheng shiによるPixabayからの画像

めまいはさまざまな原因により引き起こされます。生活リズムが乱れたり、心や体が疲れたりなど身近な出来事が原因になることも。起きやすい症状も一緒に記しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

睡眠不足

めまいの原因として考えられるのが睡眠不足です。睡眠不足により交感神経が優位になる時間が長くなります。交感神経が優位にたつ時間が長いと、血管が萎縮し血流に支障が出てしまうのです。これにより三半規管へ届くはずの酸素や栄養が不十分となり、めまいを引き起こします。

睡眠不足によるめまいは足元がふわふわしたり、血の気が引くような症状、ぐるぐる回るなど、回転性・浮遊性・眼前暗黒感いずれも起こる可能性があります。

ストレス

ストレスが原因のめまいは、男性・女性どちらも起きやすいです。男性のめまいの原因はこれにあてはまる人が多いとも言われています。ストレス発散が上手にできなかったり、人付き合いで少し無理をしてしまったりなどしていませんか?心、体に負担がかかる年代になると、めまいを起こす人も増えてくるので気をつけましょう。

めまいを引き起こすポイントとなる三半規管は、とてもナイーブ。ストレスの影響も受けやすいです。ストレスによるめまいは吐き気を伴うことも。

自律神経の乱れ

ここでも出てきましたね。自律神経の乱れ!自律神経って本当に体調を左右します。ストレスや睡眠不足などが原因で自律神経が乱れ、めまいを引き起こすことも。ふわふわとするようなめまい(浮遊性)で、耳鳴りなどを伴う場合もあります。

加齢

加齢によりさまざまな体調の変化が現れます。その症状のひとつがめまいです。加齢が原因となるめまいはなぜ起きるのでしょうか?三半規管の働きの低下や、視力低下、脳の働きの低下、歩行・筋肉などの加齢変化など理由は複数あります。加齢により脱水を起こしやすくなり、めまいを引き起こすことも。加齢が原因だとしても、受診して理由を知ることはおすすめしたいです。

更年期

閉経前後10年間でエストロゲンの分泌が減少します(しかも急激に!)これにより自律神経が乱れやすくなったり血流障害が起きやすくなったりすることで、めまいを引き起こします。更年期が原因のめまいは、足元がふわふわする(浮遊性)視界がぐるぐる回る(回転性)のほかに、吐き気や耳鳴りを伴う場合も。

顔のほてりや動悸、息切れ、不安感、気分の浮き沈み、不眠なども更年期に現れやすい症状です。女性のほうが更年期の症状は現れやすいですが、男性も他人事ではありませんよー!

気圧の変化

体質によっては気圧の変化によりめまいを引き起こしてしまうことも。気圧の変化で体調に影響がでるのは内耳が原因です。内耳のセンサーが敏感になりすぎてしまい、自律神経のバランスが乱れめまいなどを引き起こします。

気圧の変化をキャッチするのは内耳だけではありません。身体中にあるセンサーが温度、湿度から刺激を受け自律神経のバランスに影響を与えてしまうのです。

気圧の変化により不調を引き起こすことは、気象病とも呼ばれています。めまいのほかには頭痛、倦怠感、イライラ、腹痛などの症状があります。雨の日、雨が降る前、季節の変わり目、雨のあとの急な晴れの日などに起こりやすいです。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血の症状のひとつがめまいです。鉄が不足することでヘモグロビンの数が減り、酸素の供給が弱まってしまいめまいを引き起こしやすくなります。ヘモグロビンは特に女性が不足しやすい成分です。しかし十分に鉄が貯蔵できていれば基本的には心配がありません。

立ち上がった時にふらつくような症状、目の前が暗くなるような症状(眼前暗黒感)になりやすいです。貧血は月経のたびに出血する女性は起きやすいので気をつけましょう。

病気?!

やはりですね、病気の症状のひとつとしてめまいもあります。私は医療従事者ではないので、無責任に不安を煽るようなことはしたくありません。めまいにより考えられる病名は伏せますが、場合によってはあまり軽視して良いものではない!とも思います。

めまいと共に、手足のしびれや頭痛、吐き気、耳鳴りがある場合には早めに受診してくださいね。

めまいが起きたときの対処法は?

Jess FoamiによるPixabayからの画像

めまいが起きたら無理をせずに、まずは自身の体をいたわることを第一優先にしましょう。無理して立っていると症状が悪化したり、怪我をしたりすることもあります。もしも身近でめまいを起こしている人がいたら、まずは次の対処法を行ってみてください。あくまでも症状が軽い場合のめまいの対処法です。

まずは安静に

めまいが起きたら、まずは座ったり横になったりなど頭の位置をなるべく低くした体勢になります。無理して立ったままの状態ですと転倒などにより怪我してしまうので、気をつけましょう。

めまいが落ち着いても急に動いたり立ち上がったりすることは避けてくださいね。特に頭には負担をかけないようにゆっくりを動くのが大事です。明るい照明やブルーライト、大きい音なども刺激となり症状を悪化させてしまいます。周りの環境もできるだけ静かな状態にするのがおすすめです。

適量の水分を摂る

脱水症状が原因のめまいであれば、適量の水分を摂りましょう。

脳は体内の水分バランスを保つために頑張っています。その水分バランス量を見極めるために必要な情報を送っているのが内耳です。内耳は三半規管の水分量を参考にしています。水分が不足すると平衡感覚のバランスが崩れ、めまいの原因となってしまうのです。

吐き気があるときには

めまいと共に吐き気をもよおす場合もあります。そのときは冷たいタオルをみぞおちに当てると、吐き気が軽くなりますよ。めまいと共に嘔吐してしまった場合には、周りにいる方たちは吐瀉物が喉に詰まってしまわないように首を横に向けるなど処置しましょう。

めまいを予防するために

StockSnapによるPixabayからの画像

めまいってつらいと思うのです。まず目の前がぐるぐる回るなんて、想像しただけで不快ですよね。近くに頼れる人がいればまだマシですが、一人でいるときには周りに助けを求めることも簡単ではありません。できることなら、めまいがあまり起きない生活を手に入れたいものです。めまいを予防するためのポイントを紹介しますね。これで治るとは言い切れませんが、ほんの少しでも役立ててもらえれば嬉しいです。

バランスの良い食生活

血行促進、水分不足、鉄分不足を解消することがポイントです。血行促進といえば温活ですね!もちろん体を冷やさないことも大切。

体内にある鉄分の約65%がヘモグロビンの原料です。ヘモグロビン内にある鉄が血管を通り酸素を細胞内に届ける役割をします。一生懸命働いて役目を終えた赤血球は肝臓や脾臓で壊されてしまいますが、そのあとも赤血球内にあった鉄はヘモグロビンのために再利用されます。日頃から適度に摂取できれば、鉄分不足は解消できるかもしれませんね。

鉄分を含む食物は2種類

  • ヘム鉄・・・赤身肉、レバー、貝類など動物性食品に多く含まれている鉄分です。吸収しやすいという特徴がありますが、摂りすぎると生活習慣病の原因になることもあります。
  • 非ヘム鉄・・・ひじき、大豆、ほうれん草など植物性食品に多く含まれている鉄分です。他の栄養素も一緒に摂れるメリットもありますが、鉄を吸収しにくいという特徴があります。

どちらにおいてもビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が上昇します。

規則正しい生活

可能な限り生活を見直すことも大切。でも、大人っていろいろありますよね。自分の生活リズムだけを優先できることって実は難しいと思うのです。可能な範囲で大丈夫ですよ。

不規則な生活習慣は、めまいの原因のひとつである自律神経の乱れにつながります。睡眠時間、食事の時間のリズムをできるだけ一定にしましょう。

運動・ストレッチ

運動は本当に大切!軽い運動や寝る前のストレッチをすることで血行促進や自律神経を整えることにつながります。一駅分だけ歩いたり、寝る前にストレッチしたりするだけでもOK。習慣づけることで良い変化が現れるかもしれません♪運動やストレッチをするときには、深くゆっくり呼吸することを心がけてくださいね!

ストレス解消

めまいを予防するために、こまめにストレス解消することも大切です。軽い運動をしたりゆっくり湯船に浸かったり、アロマテラピーでリラックスしたりするのも良いでしょう。心と体をリフレッシュさせることが目的なので、息切れするほど激しい運動じゃなくても大丈夫です。ストレス解消がこまめにすることは自律神経を整えることにつながります。

受診

更年期や加齢、ストレスなど原因がなんとなくわかっていたとしても、めまいが頻繁に起こるようであればやはり受診することがおすすめです。理由を知ることで解決できることもあるでしょう。すぐに治療できなくても理由を知ることで安心し、症状が軽減することも。

自己判断せずに対処してくださいね!

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めまいの原因、対処法など少しでも参考になりましたでしょうか?いつ起きるかわからない、周りから見ても症状がわかりづらいめまい。本人にとってはストレスになってしまうこともあります。日常生活や食生活を見直して少しでも改善につながれば幸いです。

投稿者

YU-KI
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食べること、お酒を飲むことが大好きなアラフォー女です。好きな旅行を 楽しむために少しだけ健康的な生活に興味を持ち始めました。体を温めること、腸活の素晴らしさをのんびり記録したいです♪

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